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血圧の基準値は何が正しいの?

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年齢が高くなると血圧がの数値が気になってきます。

健康診断で血圧がちょっとでも高いと要治療の烙印を押されてしまい、治療対象になってしいます。

血圧が高いと血管に負担がかかり、脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まるということが言われているために血圧が高いと診察を受けてくださいねっていう流れになるんですが、すぐに薬を処方されて血圧を下げてねって言われても「…」です。

特に体に違和感を感じない状態で降圧剤を飲まされるのは抵抗があります。

しかも、高血圧の基準はどんどん下がり、今まで高血圧ではなかった人が高血圧のされて治療対象になってしまうんです。

現在の高血圧は収縮期血圧(上の血圧)が140~159かつ(または)拡張期血圧(下の血圧)が90~99で高血圧と診断されます。

コレを更に収縮期血圧(上の血圧)が130でも高血圧としようとしているから驚きです。

高血圧の基準に根拠がない?それなのに高血圧の基準にされている。病気はどんどん作られる

私自身も血圧が高いので、高血圧に関係するニュースは気になるのでチェックしていますが、面白い記事を見つけました。

NEWSポストセブンの記事ですが

最大の問題点は、診断基準や治療目標に確固たるエビデンスがないということだ。高血圧の予防治療を専門とする新潟大学名誉教授の岡田正彦氏も、疑問を持っている。

「私はガイドラインに示されている診断基準の根拠となる全文献を精査しましたが、その基準内の人がどれだけ長生きしたかというデータに基づいたものはいまだにない。高血圧学会が発表する基準値の根拠は、日本人間ドック学会が示したデータに比べて正確とは言い難いと思っています」

https://www.news-postseven.com/archives/20181021_781885.html?PAGE=2

エビデンスというのはガイドラインを決めるための根拠のこと。岡田先生の話しからは、今の高血圧学会の基準の根拠はなく、140/90以下の血圧をキープしていれば長生きできるということにはならないということを話しているわけです。

新しい血圧の基準として日本人間ドック学会が研究の結果出した高血圧の基準『147/94』が話題になりました。

しかし、高血圧学会や製薬業界が猛反発してこの数値が健康な血圧の基準になることはありませんでした。

そもそも、この数値に反対している学会とか製薬会社などは基準になる血圧が上げられると困るということが考えてられます。

高血圧になる基準が上がれば、高血圧治療の対象となる患者が減る。そうすると血圧治療を専門にしている医師や、血圧を下げるための薬を作っている製薬会社は薬が売れないし、血圧の薬を開発する旨味も減ります。

患者の健康よりも自分たちの利益や権力を守ることが優先されている可能性も高いということが考えられます。

収縮期血圧が130を高血圧にしようとする意図。学会が示してくるデータは鵜呑みにすることはできない

この記事を読むと、血圧をさらに下げて患者を増やそうとする根拠にも疑問がますます浮かんできます。

 2015年に米国国立心肺血液研究所が公表した「スプリント」と呼ばれる臨床試験で、50歳以上の約9400人の高血圧患者を追跡調査したところ、上の血圧を140未満まで下げた群よりも、120未満に下げた群のほうが心臓発作や脳卒中のリスクが低く、総死亡率も低いという結果が示されたものだが、

「この試験の対象者は、全員が高血圧だけでなく腎疾患または心血管系疾患の既往歴があり、平均BMI29.9(※BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で算出される。日本人は25以上で肥満とされる)という重度肥満群でした。そのため、『対象者に偏りがあるのではないか』との見方があり、アメリカ国内の別の学会から『ガイドラインの根拠とするには不十分』との声があがっています」(群星沖縄臨床研修センター長の徳田安春医師)

https://www.news-postseven.com/archives/20181021_781885.html?PAGE=3

実際に調査研究した内容でも都合のいい部分だけを大々的に取り上げて、収縮期血圧(上の血圧)は130以下にしたほうがいいって言ってるってことです。

健常者に対しても行った研究調査ならば納得がいきますが、重度肥満群に偏った人を対象にしたデータを使って、どんどん高血圧の基準を下げていこうとするのは、人の健康のためにしていることとは思えません。

だから、新しい血圧が示されたとしても、その根拠については本当に正しいのか一般人でも慎重にならないといけません。

血圧の数字だけみて高血圧という病気にするっておかしくない?本当にちゃんと診てくれてるの?

医師の診察の基準はガイドラインに沿うのは当然のことだと思うので、新しい基準がでればそのガイドラインに従って診断していくことが正しいことなんだと思います。

でも、ガイドラインが変わったら今まで元気だった人がいきなり病気になって薬が処方されるのはおかしな話です。

診察を受ける医師は、数字だけを見ているのか、患者個人を診てくれているのかしっかりと判断する能力が患者に求められそうです。

ただ、すぐに薬を出したがる医師の診察を受けるのは避けたいところですね。

薬を出せば、医師はお金になるでしょうし。定期的な患者を獲得することにもなります。本当に私達のことを考えてくれるのかは私達患者がどんどん賢くなるしかなさそうです。

薬以外で血圧を下げる方法を提案してくれたうえで、薬の使用を提案してくれる医師の方が信頼できそうです。

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タシロ ケンイチ

当ブログを管理している、タシロです。ワタシは作業療法士というリハビリテーションの仕事をしており、病院で働いています。最近、自分の血圧の高いということに気づき、血圧を下げるためのいい情報を集めて、まとめて、できることは自分でも実践して、少しでも健康な生活をおくるための情報を発信しています。

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