血圧を下げるためにできるだけ薬には頼りたくない…。
血圧が高すぎて薬に頼らないとダメな状態なら仕方がありませんが、まだ高血圧との境界ラインなら嗜好品が血圧を下げるのに役立つんです。
それをテレビ番組の中で戸田中央総合病院嗜好品外来椎名一紀先生が教えてくれていました。
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血圧を下げる食品はダークチョコレート!カカオポリフェノールにあり!
椎名先生は、薬を使うまでもない血圧の高い人は、カカオポリフェノールが役立つといいます。
カカオポリフェノールといえば、カカオの含有量が高いダークチョコレートですね。
カカオ含有量が70%以上のものが高血圧の予防と改善につながります。
カカオポリフェノールに関するに日本で行われた実験で血圧改善の効果が見られた
愛知学院大学心身科学部の大澤俊彦先生によると、カカオポリフェノールに関する研究が日本で行われ、カカオポリフェノールで血圧改善したという結果が得られました。
それが、こんな実験でした。
実験の参加者は347人にでそのうち高血圧の人が82人、正常血圧の人が265人でした。
カカオマス70%以上のチョコレートを每日25g摂取することを条件にそれ以外は普段通り生活をして、4週間後の健康状態を調査しました。
その結果、正常血圧の人は血圧に変化は見られなかったんですが、高血圧の人は平均で6mmhg最高血圧が下がったんです。
このことから、カカオポリフェノールには血圧を改善する効果が期待できることがわかったんです。
ダークチョコレートに含まれるカカオポリフェノールを摂ることで血圧が下がる理由は?
カカオポリフェノールが血管をしなやかにするのには、一酸化窒素(NO)が関係します。
一酸化窒素は血管をしなやかにし、血管壁をやわらかくする役割がありますが、カカオポリフェノールが一酸化窒素を活性化させることがわかっています。
血管が柔軟になることで、血管壁にかかる圧力が減って血圧が下がるというわけです。
カカオポリフェノールは血圧だけではない!善玉コレステロールを増やす役割もある
カカオポリフェノールは血管壁を柔らかくするのを助けるだけではありません。
カカオポリフェノールの実験に参加した347人の善玉コレステロール(HDL)の数値の上昇がみられました。
善玉コレステロールの数値があがることで、動脈硬化の予防につながることが期待できます。また、カカオポリフェノールには血管内の炎症を抑え動脈硬化のリスクを低下させることが期待されています。
動脈硬化や高血圧を防止するのに、ダークチョコレートからカカオポリフェノールを摂ることがいいということがわかります。
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カカオポリフェノールを効率よく摂るためにココアを飲むこともおすすめ!
カカオポリフェノールを手軽に摂るにはダークチョコレートがおすすめですが、ココアでカカオポリフェノールをより効率よく摂る方法があります。
ココアと言っても甘いココアではなく、砂糖も何も入っていない苦いピュアココアです。
ココアも色々と研究がされていて、血圧を下げることや動脈硬化、脳の血管改善などの臨床研究がされていて、その効果が期待できるんです。
味はともかく血管に効果的な『ショウガココア』の作り方
① ピュアココア5gを200mLのお湯で溶きます(ピュアココアは砂糖などを加えていないココアパウダー)
② 皮ごとすりおろした生姜を小さじ1杯(約5g)入れる(生姜チューブを使う場合は約7.5g)
これだけは、さすがに味がちょっと…。なので、甘みが欲しい人ははちみつを入れるようにします。
カカオポリフェノール効果にプラスして、ショウガに含まれるショウガオールには血液をサラサラにする効果があります。
なので、継続することで血管を柔軟に保つことが期待できるんです。
美味しくココアを飲み続ける『豆乳はちみつココア』の作り方
ショウガココアは血圧の下げる効果が期待できるといっても、味がイマイチで続けるのが難しそう…。そんな人におすすめなのが、豆乳はちみつココアです。
① ピュアココア5gを10mLのお湯で溶く
② 温めた豆乳120mLを入れる
③ はちみつを小さじ2杯入れる
豆乳の含まれるイソフラボンと、はちみつに含まれるケルセチンは共に血管をしなやかにするポリフェノールなので、血圧に対しても効果がより期待できる飲み物になります。
血圧に良いっていう食べ物は色々ありますが、カカオポリフェノールは血圧に対する研究もされていますし、血圧高めの人はダークチョコレート(カカオマス75%以上)を食べるかココアを飲んでみる事をおすすめします。
食べ過ぎには注意してくださいね!
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