血圧を下げるのに役立つ油と正しい使いかたと摂り方とは
最近注目されているのは油ですよね。油に含まれる成分が血圧を下げるために役立つと期待されているんですよね。
そんな油についてテレビで特集がされていたんですが、その油が期待できる効果と正しい使いかたについて紹介されていたのが、食品と油の研究を30年続けている、慶應義塾大学医学部教授の井上浩義先生でした。
油は健康や美容のために油が注目されていますよね。ただ、色々な油が出てきてどの油を使えばいいのかわからないことはないですが、そこで血圧を下げるのにいいって油とたくさん油の使いかたについてまとめてます。
井上先生が、医学的に油をどのように使い分けたらいいのか、教えてくれていたんですよ。
目次
加熱していい油としてはいけない油
油って加熱して使っていい油と、そうでない油にわかれるって知ってました?せっかく栄養価の高い色々な効果が期待できる油を使っても、調理の時の使いかたを間違ったら意味がないんです。
加熱していい油とそうでない油は以下のとおりです。
加熱していい油
- キャノーラ油
- 紅花油
- 米油
- ひまわり油
- ココナッツオイル
- オリーブオイル
これらの油は、加熱しても成分が変わりません。成分が変わらないので、繰り返し使ってもそれほど問題にはなりません。
加熱しないほうがいい油
- エゴマ油
- 亜麻仁油
- サラダ油
- ゴマ油
- コーン油
- 大豆油
- 綿実油
- グレープシードオイル
これらの油は長時間加熱すると油の成分が変わってしまう油です。加熱して100℃以上になると、過酸化脂質という良くない油ができてしまいます。過酸化脂質はがんや老化、動脈硬化の原因とも考えられているんです。
短時間加熱して、味とか香りづけとして使うのは大丈夫なんですすが、高温で長時間加熱して使わないほうがよさそうですね。そして、繰り返し使うのはやめておきましょう。
血圧に期待できるのは油はオリーブオイルとエゴマ油
井上先生によると、医学的な研究結果によると血管に効果が期待できるのが、オリーブオイルとエゴマ油です。
では、オリーブオイルから何が体にいいのか見ていきましょう!
オリーブオイルの期待できる効果は
オリーブオイルはオリーブの実をしぼったものですね。オリーブオイルの何がいいのかというと、病気を予防するための成分『オレイン酸』が他の多くの油とくらべてもダントツで含まれていることなんです。
この、オレイン酸が
- 「心筋梗塞」
- 「動脈硬化」
- 「高血圧」
の予防に効果的と考えられていrんです。
オリーブオイルの効果を引き出すのは大豆料理
井上先生がすすめていたのは、豆腐ハンバーグや麻婆豆腐にオリーブオイルを使うことです。大豆に含まれる、大豆イソフラボンは血管を広げる作用があります。
オレイン酸と大豆イソフラボンのW効果で血管がより若返ることが期待できるのですね~。
ワタシの場合は納豆に、オリーブオイルを適量かけて食べてます。大豆とオレイン酸なので、問題ない組み合わせでしょ!手軽に簡単にできるのでいいですよ。
オリープオイルは値段でオレイン酸が変わる?
オリーブオイルを買う時に値段が違うのが
- エキストラヴァージンオリーブオイル
- ヴァージンオリーブオイル
- オリーブオイル
ですよね。この3つどれを選ぶで値段が全然違うので、値段の高いエキストラヴァージンオリーブオイルが体にはいいのかなって思って、それを選んで買うんですが、そこまで気にしなくてもいいんです。
この3つのオリーブオイルの差は、ろ過しているかしてないかという違いなんです。
高いオリーブオイル(エキストラヴァージンオリーブ)はろ過をしています。逆に安いオリーブオイルはろ過をしていないものが多いのです。
でも、栄養価だけでこの3つのオリーブオイルを見ると、エキストラヴァージンオイルと普通のオリーブオイルってそんなに変わらないんです。
なので、栄養だけを気にするのであれば、エキストラヴァージンオリーブオイルでも普通のオリーブオイルでもどちらを使ってもかまわないということです。
この3つのオリーブオイルで違うのは香りです。なので、オリーブオイルの匂いとか風味とかをしっかり出したいときは、エキストラヴァージンオリーブオイルを選ぶことが正解でsじゅ。
普通に使うだけなら、普通のオリーブオイルで問題はないわけです。
エゴマ油の期待できることは
エゴマ油はエゴマというシソ科の実を絞ったものです。えごま油に含まれる、αリノレン酸が血液をさらさらにしてくれて、脳細胞の活性化をもたらしてくれるんです。
αリノレン酸を多く含むエゴマ油は
- 糖尿病
- 認知症
- 心筋梗塞
- 動脈硬化
- 高血圧
に効果が期待できるのだそうですよ。
αリノレン酸というのはご存知!青魚のEPAやDHAと仲間ですね。αリノレン酸を摂れば青魚を食べなくても体の中でEPAとかDHAに体内で変えてくれます。
もう一つの体にいいとされる油、亜麻仁油にもαリノレン酸は含まれるのですが、エゴマ油の方がその含有量は多いのです。
エゴマ油を使う時に気をつけたいこと
エゴマ油は加熱してはだめな油なので、加熱する料理には使わないでください。卵かけごはんやカルパッチョにかけて食べるのがおすすめです。ワタシは試したことないんですが、卵かけごはんにエゴマ油をかけると、びっくりするぐらい美味しくなるそうですよ!
油はどのくらいの量まで摂っていい
油が体にいいからと言って摂り過ぎてはダメなのはわかってもらえますよね。なんでも適量が大切です。油の場合は、1日大さじ3杯が目安なんです。
油を大さじ3杯って取れると思いますか?料理とかでは油はつかいますが、使った油を全部摂取刷るわけではないので、実は、意外と油は摂れていないそうですよ。
ちなみに、井上先生が天ぷら職人が揚げた天ぷらの油の量(1人前)を測定したところ小さじ1杯程度だったそうです。油が…と考えてしまいがちなのですが、それほど摂れてないんですよね。
なので、めちゃくちゃに油を使わない限りは問題なさそうですね。
まとめ
エゴマ油やオリーブオイルは広く認知もされていますし、スーパーでも気軽に買うことができます。今まで使っていた油を見なおして、エゴマ油やオリーブオイルを積極的に使っていくといいですね。
ただし、使いかたや使う量は間違わないようにしてください。